病院のご紹介

ごあいさつ

病院事業管理者のあいさつ

kazuomiyanaga
南魚沼市病院事業管理者
宮永和夫(みやながかずお)

南魚沼市立ゆきぐに大和病院は、平成27年11月に2つの病院に再編されました。1つは新「ゆきぐに大和病院」です。これは当面の間、現在の病院を改築して活用するものですが、今後の状況を見ながら、新たな場所へ新築し、移転する予定です。

もう一つは県立六日町病院閉院後に引き継いだ「南魚沼市立六日町病院」に隣接して新築した「南魚沼市民病院」で、平成27年11月1日に新規開院しました。

この2つの病院は機能を分割して、前者は一般病床数を40床に縮小することもあり、在宅医療と終末期医療を中心とした新しいシステムの病院に、後者は一般病床数が140床と今までより小振りになりますが、今までにゆきぐに大和病院が担ってきた地域医療システムの中核病院に位置づけました。今までは南魚沼市の旧大和町地域を中心として実践してきたのですが、旧六日町地域や旧塩沢地域も担うことになり、今までの在宅医療(往診や訪問看護・訪問リハビリ)を大きく超える患者さんに対応が必要になりました。その結果、院内ベッド(40床+140床)に院外ベッド(自宅や施設の往診先)を合算すると500床規模の病院の役割を担うことになりそうです。

さて、私たちの2つの病院は、地域に住む人たちの生活の安心・安全を医療の面から支えることを最大の目的としています。このため、多職種からなる医療チームは、患者さま本人の情報を共有しながら、本人と家族の方々への身体的、精神的、社会的な支援(QOLの向上)を行うつもりです。これこそが、地域包括医療の原点であり、全人的医療の実践と思っているからです。さらには、初診から末期まで併走する医療を提供することをめざしています。これらは緩和医療・ケアという言葉でまとめることができそうです。

また、私たちの病院は、地域に開かれた病院であり続けたいと思っています。そのため、市民の代表の方々に病院の経営方針や内容を説明する病院運営委員会などのフォーマルな場とともに、市民ボランティアの方々に外来や病棟サービスのご協力を頂きながら、個々人や全体の会にお話しをお伺いするインフォーマルな場を持ち、「市民が参加」する、「市民のため」の病院作りをめざしております。

以下は、私たちの病院における当面の基本方針です。項目とともに、内容をご理解いただくために若干の説明を加えました。

1. 市民の安全・安心を支える医療を提供します。
これは、地域を総合的に支える医療(地域包括医療)です。具体的には、入院時の医療だけでなく、在宅医療でも、病院内と同じ二次レベルの医療の提供(治療手段・情報手段)の継続をめざしています。

2. 患者さん中心の医療・個人差に配慮した医療(オーダー・メイド医療)を提供します。
これは、患者さんの情報を多職種が共有化するとともに、患者さんの治療・介護歴などの情報の集積を通じて、より詳細なインフォームド・コンセント(個人差を配慮)をするということです。これは、終末期の医療についても同様に実践して行きたいと思っています。

3. 患者さんおよび家族介護者の生活の質(QOL)を高める医療を提供します。
これは、患者さん本人と家族を含めた事例検討やカンファレンス等を通じて、情報の共有と多職種の連携体制を作ることです。医療を提供する私たち職員も、自己学習や研修等を通じで医療の質を確保する努力をすることが使命と思っています。

4.疾病予防をめざす医療(予防・先制医療)をめざします。
国民病であるガン、認知症、生活習慣病などの早期発見・予防の事業を通じて、市民の方々の健康寿命やActive Ageing(社会参加する年齢)を高めるために、健康で長生き、また、もし病気を持っていても共に支え合い、共に生きる街作りの支援をしてゆきたいと思っています。

以上、今後の新しい医療環境に対応すべく病院職員が一丸となって基本方針を実践してゆきたいと思っております。また、医療の基本原則たる「患者さんのため」のこころを忘れずに、2つの病院供に全人的でオンデマンドな医療を引き続き推進してゆきたいと思います。今後とも、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

書籍のご紹介

 

院長のあいさつ

田部井 薫
南魚沼市民病院 院長
田部井 薫(たべいかおる)

南魚沼市民病院は、2015年11月1日に開院した新しい病院です。魚沼地区の医療再編事業により、2015年5月31日に県立六日町病院、県立小出病院が閉院し、6月1日、規模を縮小した魚沼市立小出病院、市立六日町病院が開院、魚沼基幹病院が開院しました。11月1日に、県立六日町病院の跡地に南魚沼市民病院が開院し、ゆきぐに大和病院は規模を縮小して、新ゆきぐに大和病院として開院しました。

南魚沼市民病院は、地域医療で全国的に名を馳せた、歴史ある「ゆきぐに大和病院」が、新ゆきぐに大和病院と南魚沼市民病院に分かれたものなのです。医療理念は、「ゆきぐに大和病院」の精神を継承し、地域医療に特化した病院として、往診、訪問看護、回復期リハビリに力点をおいた医療機関です。

南魚沼市民病院は、「市民による市民のための市民病院」を理念に、40年の歴史を持つ「ゆきぐに大和病院」の精神を継承し、地域医療に貢献したいと考えております。

地域医療とは、病院が主体となって、行政機関、民間医療機関、保健所、特別養護老人ホームなどとの連携を密にした、医療連合を形成して、切れ目のない医療を提供するもので、我々だけで完成できるものではありません。現在、南魚沼市民病院は、「みなみ園」、「まいこ園」という二つの特別養護老人ホームの嘱託医として医療連携を行っています。保健所との連携では、慢性腎臓病やロコモティブ症候群に関する住民講演会を年3回行い、地域住民の健康意識の向上を目指しています。

今後は、地域の方々にボランティアとしてご参加いただき、病院内の掲示、展示、花壇の管理、患者案内などにご協力いただけるようなシステムを作りたいと考えております。

南魚沼市民病院は、まだ開設したばかりのよちよち歩きの病院ですが、皆様のご理解、お導きにより、よりよい病院になれるように、ご理解、ご協力をお願い致します。