病院のご紹介

院長あいさつ

院長あいさつ

田部井 薫
南魚沼市民病院 院長 田部井 薫(たべいかおる)

 南魚沼市民病院は、2015年11月に開院し、はや4年が過ぎました。魚沼地域の医療再編後の当地の医療も安定しつつあります。
     南魚沼市民病院の当面の課題は、医師確保です。当院では、外来は、初期治療、軽症の急性期疾患、慢性期患者の治療を中心としたものですが、外来患者数は、内科だけで1日平均186人です。全科では500人になります。しかし、内科常勤医は2人、後期研修医2人と初期研修医2人の応援がなければ成立しない状態です。救急は2次救急を中心とし年間900台の救急車の受け入れを行っています。入院患者は、内科が平均45人、リハビリが13人で、58人にもなります。さらに、訪問診療は、現在74人の往診を行っています。
    外科医は常勤医が3人で、外来患者は平均54人/日、入院患者は平均44人/日、手術件数は平均74件/月です。当直可能な常勤医は4人です。 幸い、当院は、自治医大附属さいたま医療センター、北里大学、さいまた市民医療センター、石心会病院などから初期研修医、後期研修医が短期間交代ではありますが、診療応援に来てくれています。そのお陰で、何とか医療が成り立っています。しかし、今後の地域医療を考えると、常勤医の確保が最重要課題です。
    市民病院としての医師確保対策は、極めて困難な状態です。もちろん、今はやりのインターネットを使った医師確保の方法がありますが、どのような医師が見つかるかもわからず、その割には高額な費用が必要となります。昔ながらの大学の医局にお願いする方法は行ってはいますが、初期研修医の多くは都会志向で、新潟大学の残ってくれる医師は少ないようです。東京の大学にお願いしても、魚沼地区への医師派遣となると、極めてハードルは高いものです。関東周辺だけでも医師不足の地方病院は沢山あります。
    心ある医師に地域医療を支えてもらうしかないのです。住民の方々の親戚、知人に医師がおりましたら、是非お誘いいただければ幸いです。医師不足は、市民病院だけではありません。この地域の開業医の先生方も高齢化が進んでいます。都会で開業を考えている先生がおられましたら、是非当地での開業もご検討ください。土地の斡旋、開業資金の援助なども充実しております。
   「住民の、住民による、住民のための市民病院」をスローガンに地域の方々からの多くのご支援をいただき、今後の地域医療のあるべき姿を模索しながら、今後も市民病院の発展に寄与できればと考え日々精進しております。 みなさまの暖かいご支援、ご協力をお願い致します。

2019年4月 南魚沼市民病院 院長 田部井 薫